
血液や血管は、年齢とともに老化していくものですが、 その老化を出来る限り抑えて、 若い状態にとどめておくことも不可能ではありません。
むしろ、老化を食い止めるように努力をしなければ、 動脈硬化をはじめとする血液、血管の疾患のリスクは進行するだけ・・・ とも言えるでしょう。
だからこそ、今までの日常生活を振り返って、 若々しい血液と血管を維持しなければいけません。
そもそも、血液がサラサラな状態であれば、 血管もおのずと弾力のあるものになります。 見た目の若々しさを大切にしたいという方でも、血管の状態が、 容姿に反映されるという事実がありますから、 ドロドロ血液を防ぎ、ボロボロの血管にならないように注意しましょう。
近年では血管の年齢が意識されるようになってきましたが、 これは、血管がどんな年齢のものであるのか・・・という基準を示したもの。
当然のことながら、若ければ若いほど健康体なわけですが、 実年齢が40歳前後でも血管年齢が70代くらいの方もいらっしゃいます。
そんな方は、動脈硬化が進行している可能性があります。 もちろん、日常生活を改善していくことによって、 予防したり、若返らせたりすることは可能なので頑張りましょう。 では、具体的にはどんな部分に気をつければいいのでしょうか?
まず第一に挙げられるのは、脂肪分の多い食事です。 脂肪を大量に摂取することによって、 血中のコレステロール値や中性脂肪値が上昇してしまいます。 結果的には、ドロドロ血液と動脈硬化が進行することになるのです。
それ故に、肥満体型が進行して高血圧をひきおこすリスクも高まります。 脂肪分の多い食事は避けるようにしたいところです。
また、甘いものの食べ過ぎも禁物でしょう。 何よりも肥満のおおきな原因となってしまいますし、 ここから、高血圧や糖尿病、さらには高中性脂肪などにつながってしまいます。
もちろん、塩分の多い食事も避けるようにしたいところです。 塩分は人間が生命活動を行ううえで必要不可欠な要素ですが、 過剰摂取すると、高血圧の最大の原因とも言われています。 バランス良く摂取するのが大きなポイントです。
しかし、最近の日本人の食生活では、慢性的に塩分を過剰摂取している… とも言われています。
高血圧の悪化や動脈硬化の進行などの原因となるので、 十分に意識して、摂取量を考え直す必要があります。
また、肉の食べ過ぎは脂肪分の過剰摂取に繋がりますが、 肉を全然食べないという状態も血管の老化に直結します。
タンパク質やコレステロールが逆に不足してしまって、 高血圧になるリスクが高まると言われているのです。
これらの点に十分気をつけましょう。